約 70,239 件
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/35206.html
炎勢提督 ガウスルヴィス R 光 7 クリーチャー:ティラノ・ドレイク/ブレイブ・スピリット/エンジェル・コマンド 5000 ■相手のターン中にこのクリーチャーが手札から捨てられるとき、墓地に置く代わりにバトルゾーンに出してもよい。 ■このクリーチャーが出た時、自分の手札もしくは墓地からコスト3以下の呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。このターンが相手のターンであれば、代わりに相手の手札を見て、その中か相手の墓地から呪文を1枚選び、コストを支払わずに自分が唱えてもよい。こうして墓地から唱えられた呪文は持ち主の山札の一番下に置く。 作者:アズライト なんか合体した姿に違和感のないディスペクターいるよねって思ったのでそんなシリーズを 「混成」のころとは能力が全然違い、マッドネスを持つあたりは「提督」の要素が強い 出てきたらコスト3以下の呪文を手札か墓地から踏み倒し、ここ混成要素 普通に出せば4マナくらいのクリーチャーに3コストの呪文がついてくることになる 相手のターンに出た場合は一気に強化され、相手の手札か墓地から呪文を強奪し、勝手に唱える こちらのほうはコスト上限がないので、相手がインビンシブル系など超重量呪文を握っていたらそれすらも使える ちなみに自身の効果だけでなく何かしらの手段で相手のターンに出しても後者の効果が使える イラストはほぼガウスルヴィス、ただし混成部分のモザイクがなくなっており、自然な形でつながっている フレーバーテキスト 炎の天牢が、咎人を焼き尽くす。 評価 選択肢 投票 強い (0) いい感じ (0) 弱い (0) 調整希望 (0) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/194.html
【独自設定】 ・提督は霊的な力を認められてこの鎮守府に着任した(左遷ともいう) ・提督は艦娘の前世の一部をぼんやり視(み)ることができる。 でもすごく疲れるからあまり視ない 前世を視るときの体感時間は長いが、実時間は一瞬。 没入するまでの集中に時間がかかる ・艦娘は人ではなくあくまで艤装の精霊のようなもので、半分神格化している ・本体である艤装は建造や改修などの際、資材に霊的儀式を混ぜて行う ・霊的密度の高まった艦娘(LV99)は人と契ることが可能 ・鎮守府にきた艦娘たちは魂の一部、末端であり、 本当の彼女たちの魂は今も海底に眠っている ・同じ艦娘(ダブり)はその魂から顕現するが目覚めてからの記憶はリンクしない ・改修素材になる艦娘の魂は大本の魂に還り、わずかながら大本の魂の浄化になる ・轟沈も同じ ・艦娘の大本の魂が(平和など各艦娘ごとに違うが)願い続ける限り艦娘は顕現し続ける ・一部の艦娘は今も悪夢にとらわれている ・鎮守府の仕事はその魂の解放である 最近島風が速いとか遅いとかうるさ・・・周りから孤立していると感じてしまった提督 島風を良く知るために前世を視ることに 島風「おそいおそいおっそーいー!」 提督「・・・」 島風「てーとく遅すぎー!まだ終わらないのー?」 提督「しばらく静かにしてくれないか?島風」 島風「ぶーぶー。早くしてよね?てーとくー」 提督「島風は堪え性がないな。・・・・・・よし、始めるぞ」 島風「もー、待ちくたびれちゃったよー。早くしてよ!はーやーくー」 島風をやさしく諭すと提督はおもむろに島風の額に手を当て印を結ぶ。 特に呪文らしきものも唱えず何ともあっさりとした方法だが 相手の魂の起源を遡る行為はかなり難度の高い術である。 かくして島風の記憶に没入した。 ??「速くあれ、速く有れかし」 ??「速くあれ、速く有れかし」 提督「なんだ?・・・ここは・・・工廠か?」 ??(大勢の声)「初代のごとく、帝国海軍最速であれ!!」 兵型(島風)「(速く!速くならなきゃ!絶対速くなってみせるんだから!)」 提督「これは・・・当時の海軍の声・・・いや期待か。島風にはこう聞こえていたという事か・・・」 提督「時期的に見て2代目島風は建造途中といったところだな」 提督「だが、因果が薄い・・・。どうやら速度に拘る一番の要因ではないようだ。・・・次」 そういうと映像がぐんにゃりと変わり、舞台が移ろうとしていた ~ ザザ・・ザ・・(ノイズ) ~ しまかぜ「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ------!!」 提督「しまかぜ・・・。泣いているのか」 ふと横を見ると第一号型哨戒艇(初代島風)撃沈を知らせる電文が目に留まる 提督「-------」 帽子を目深にかぶり島風に手を伸ばす。 触れること能わずともそうせずにはいられなかった。 提督「(だが、ここも違うのか・・・)」 ~ ザザザ・・ザザ・・・・(ノイズ) ~ しまかぜ「○月×日ヒトマルマルマル。本日も護衛任務着任します。・・・・。」 握りしめた拳は細かく震えていた。 提督「低速輸送船の護衛任務・・・か。」 普段の島風からは想像もつかない沈痛な面持ちで出航していく様は 先ほど見てきた過去からその心うちが伺える。 提督「速くあれと創られ、先代から最速を引き継ぎ、だがその速度を生かせず」 提督「(すでに天龍ほか多数の艦が沈められている中でのこれは・・・)」 提督「・・・次」 ~ ザ・・ザザ・・・・(ノイズ) ~ 提督「だいぶ時代がとんだな・・・。それにここは・・・」 あたりは白煙に包まれ視界が悪い。 先ほどから迫撃砲や機銃の音で耳が痛い。 間違えようもなく戦場のど真ん中なのだろう。 ドーン・・・!!ドドーーン!!! ブーン・・・ヒュー・・・バラララララ!!ドゴーン!! 白煙・・・弾幕を抜け出ると、上空を無数の敵艦載機が飛び交い、 その大編隊は空を黒く覆い尽くしていた。 その数350機近くだったと聞く。 護衛対象の輸送船はすでに撃沈されてしまったのだろう。姿は見えなかった。 島風は雷装を投棄、その速力を生かして対空戦をしていた。 暁色の空は、今が夕刻だと教えてくれた。 島風「もっと・・・」 島風「もっと・・・もっと速く!」 驚くべき運動性能で直撃弾をすべて回避している島風だが 至近弾と機銃掃射で体中から血を流している。 島風「もっと速く・・・!!速く!!」 提督「ッ!!」 見ていられなかった。 もはや船団は壊滅し島風のほかに朝霜(艦これ未実装)しか残っておらず、 しかし当時の提督は機銃掃射で絶命し、 なおも激しい交戦をつづける島風にはその事実を把握する手段などなく・・・。 至近弾2発を食らい、もはや航行不可能となる。 悉く回避し続ける島風に恐怖を抱き集中攻撃で何としてでも落とそうとしたとは聞いたが これだけ攻撃しないと落とせない駆逐艦はそうそういるものではない。 これでは朝霜が救援を断念するのもわかるというほどの苛烈さだった。 島風「もっと・・・はや・・・」 提督「島風・・・お前の速さへの渇望はここなんだな?」 目を見開き、彼女の最後を見届ける覚悟を決める。 島風「まだ・・やれる・・・」 視界などとっくに塞がれ、満身創痍のはずだ。 島風「もっ・・・と・・」 もはや舵は効かない。応急修理も間に合わない。 島風「はや・・・く・・」 ドオォォン・・・・・・ それまで酷使され続けたボイラーは最後の断末魔を上げる 爆炎が上がり、沈んでゆく。 提督「-------------」 沈みゆく彼女は何を思ったのだろうか。 彼女は速さで何を成さんとしていたのだろうか。 ---静かに、夕暮れに染まる海は赤々と染まっていた。 提督「・・・帰還する」 ~ ザ・・ザザ・・・・(ノイズ) ~ 島風「うぅ~ん・・むにゃむにゃ。もっとはやくぅ・・・すやすや」 魂の記憶に没入してからほんの数刻と思われるが 島風は完全に寝入ってしまったようだ。 どうやら術につかれて自分も一緒に寝てしまっていたようだ。 提督「・・・」 上着をかけてやると、幸せそうな島風の顔に涙の跡が見える。 この術を使うと対象者も同じ夢を見る。 提督「つらい夢を見せたようだ。・・・すまなかった」 そういうとそっと頬の涙の後をなぞる。 島風「むにゃ・・・てーとくぅ・・かけっこぁ・・・まえませんぉ~」 かけっこは負けませんよと言いたいらしい。 提督「ふっ。おまえらしい。今度また、かけっこしような」 そういうと提督執務室の窓から外を眺める。 すっかり日は暮れて夕方になっていた。 そこには先ほど見た赤い水平線がどこまでも広がっていた。 後日、提督により島風の話を聞いた艦娘たちにより、かけっこ大会が開催された。 優勝した島風はご満悦のご様子。 言うまでもなくかけっこで惨敗した提督であった。 以後鎮守府では速さを自慢する島風を優しく見守る艦娘が増えたとかなんとか。
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/565.html
「おう、提督。遠征終ったぞ」 そう言うと第二艦隊の旗艦を務めた天龍は遠征の報告書を提出する。それを受け取るのは着任からまだ数か月の新人と呼べる域の若き提督。 「ご苦労様。助かるよ」「ここ最近遠征ばかりだったからなぁ。これで明日は心置きなく戦えるな」 艦娘の建造や戦闘後の補給、修繕で湯水のように消える資材。一応司令本部から資材の供給はあるがそれでも足りないのが現状である。そんな不足を賄う為遠征を行うのはどの提督も行っている。 最初は戦闘でないことを渋っていた天龍も説得(おもに龍田のお陰だが)や自分を頼る駆逐艦たちと共に行動するにつれ満更でもなくなったようだ。 「じゃ、俺は補給して明日に備えるとしますか」「あぁ、そうだ。補給ドックに行くなら朧と曙、あと潮に指令室に来るよう伝えてくれ」「ん、了解」 ひらひらと手を振りながら出ていく天龍。それと同時に秘書官である漣がお茶を持ってくる。 「はい、ご主人様」「ん、ありがとう」 コトっと湯呑を机の上に置くと漣は遠征の報告書を眺める。着任当初は戸惑ったご主人様呼びにもなれたものだ(妖精経由で変な噂が流れたが) 「あら、みんな改造可能レベルになったんですね」 嬉しさの混じった声で聞いてくる。この艦隊では最古参となる彼女は最初に改造を受けた艦である。姉妹艦たちの強化も自分の事のように喜んでいる。 「失礼します」 呼んだ三人が指令室に入ってくる。礼儀正しい朧、ムスっとしている曙、おどおどと二人に隠れたそうにする潮。三者三様の反応の三人に改造の事を伝える。 「朧はそんな改装しなくても、やれるのに」「少し…自分に自信が持てるようになると良いなって…思います」 そう言いつつも口が緩んでいる朧とはにかんでいる潮。その様子にこちらも頬がほころんだのだが 「か、改装とかいって、私の裸が見たいだけなんでしょっ、このクソ提督!」 赤くなりながら言いがかりに近い文句を言う曙 「ドックには私は立ち入り禁止なのだが」「そ、それでもイヤらしいこと考えているんでしょ!」「あのなぁ」「~!」 説得の言葉を遮り指令室を飛び出す曙。 「あ、こら…」「行っちゃいましたねぇ」 隣に立っていた漣ののんきな感想にさらに肩を落とす。曙とはいつもこんな感じになってしまう。 「大丈夫ですよ、提督。ああは言っていますが曙も嬉しいと思っていますから」「そ、そうですよ」 見た目の幼さが残る駆逐艦の娘にフォローされるというのも男としていささかキツイものがある。 「はぁ、まぁいい。改造は二日後に行うから曙にも伝えておいてくれ。漣も今日はもう仕事は殆どないから寮で休んでくれ」 翌日―入渠ドック- 「まったく、戦闘狂とサディスト姉妹と組ませんじゃないわよ、あのクソ提督」 久々の戦闘だとはしゃぐ天龍型姉妹につき合わされ曙は中破、他の三人は小破ないし軽い損傷を受けた。すでに三人の傷は癒えドック内のお風呂にいるのは曙だけである 「クソ提督…」 ぽつりと呟いた言葉が風呂に響く。かつての記憶。空母翔鶴を守りきれなかったことへの中傷、 重巡洋艦最上を助けに行ったが航行不能な彼女を雷撃処分したこと 漣がアルバコアに沈められその救助活動の為時間を取られ護衛するはずの輸送船を沈めたこと。 自分が沈んだとき潮が乗員を救助してくれたこと。 嫌な事がフラッシュバックする 特に翔鶴を守れなかったときは辛かった。乗員のみんなで必死に立ち向かったが守れず、その責任はともかく理不尽な言いがかりを付けられた時は上層部の奴らが憎かった。 「…むぅ」 今の提督がそんな奴じゃないことは理解している。だがそれでも… 「はぁー、やっと説教が終わったぜ」「うふふ~流石に正座は辛かったわ~」 物思いにふける中で提督の説教から解放された姉妹が風呂に入ってくる 「お、曙じゃないか。まだいたのか」「8割方アンタたちの所為でしょ!」 近くに浮かんでいる風呂桶でも投げつけてやろうかと思ったが龍田が怖いのでやめる。 「御免なさいね~つい血が疼いちゃって~」「もういいわよ…」 どうも龍田の笑顔には何も言えなくなる。 「あぁそういえば漣たちから伝言があったぜ。修復が終わったら指令室に来いってさ」「また?」「また」 夜の鎮守府は静か…でもないが(おもに夜戦好きな某軽巡洋艦が)昼の賑やかな場所と思えない。そしていつも入りたくない指令室の扉はさらに重々しいものに見える。スゥ…ハァ…と深呼吸してノックする。 「曙よ」「あ、ちょっと待ってて、今開けるから」 帰ってきたのは漣の声。いつもならクソ提督なのに…。ガチャンと鍵が開く音がして中から漣が顔を出す。 「さ、入って」「クソ提督はどうしたのよ?」「いいからいいから」 司令官室に入るといつもクソ提督が仏張面で執務している机には誰もいない。 「こっちよ」 と扉に鍵をかけた漣が手を引き指令室にあるもう一つの扉へ連れられる。その先は提督の私室になっている。もっとも執務中だろうがやってくる艦娘の私物に占拠されかけているが。 ガチャっと開けられた扉の中に入れられると異様な光景が広がっていた。両手足をベッドの四隅に手錠で固定されているがグッスリ寝ている提督とその脇で立っている朧と潮。 「なんなの…コレ…」 ジリっと後退りするがガチャンと扉の鍵を閉められた。 「私達ね。考えたの、どうしたら曙がご主人様と仲良くできるか…って」 後ろに回った漣がゆっくりと語りかけてくる。 「前に曙と一緒に見た如月ちゃんが持っていた本に『心を通わせるなら触れ合いが一番』ってあったよね」 朧がにっこりと笑う。 「み、みんなと一緒なら…」 真っ赤になった潮。この状況の触れ合い、それが分らないほど子供ではない。 「いや、待ってよ」「急に言われたら戸惑うよね。大丈夫やりたくなったら混ざっても良いしここから逃げても良いわ」 ぺちぺちと頬を叩かれる。その衝撃でまどろみの中から少しずつ頭が覚醒してくる。 確か執務の途中で漣の入れてくれたお茶飲んでそこから… 「!?」 ガチャガチャと手錠の鎖とベッド骨組みのぶつかる音。両手足が動かない。パチッと開いた目には全裸となった朧、漣、潮の三人が映る。 「なんだこれは」「おはようございます、ご主人様」 普段と同じ挨拶をする漣。その異様さに気圧される 「っ!」 不意に下半身が涼しくなると同時に柔らかく生温かな感覚が襲う 「ふぉうれすふぁ、ふぇいほく」 朧が私の陰茎を、袋部分を潮が口に含んでいる。不意打ちに近い快楽に口が開くとすかさず漣が唇を重ね舌を侵入させる。 私が悶えるたびガチャガチャと金属音がなる 「ちゅう…ふぅん…」「はぁ…はふ…」「んく…」「くぅ…ん」 四人の熱のこもった吐息が部屋に響く。苦しくなってきたところで漣が唇を離す。ドロリと私と漣のが混ざった唾液がしたたり落ちる 「はぁ…ホントに何なんだッ!」 そう吐き捨てると同時に堪えていた精液がはじける。 「きゃあ!」 と思わず朧が顔を離したため彼女と潮の顔が白く汚れる。そして顔にかかった精液を指でつかみ口に含む三人。 普段の幼さの残る顔を感じさせない艶めかしさを孕んだ顔に不覚ながら萎えた陰茎は再びそそり立つ。 「ん…何がしたいか…わかりますよね?提督」「ご、御免なさい」 謝るなら止めてくれ。 「さて…じゃあ頂きますね、ご主人様?」「おい待て、おい」 私の制止を聞かず下半身に移動した漣が自らの性器を広げ私の肉棒に腰を落とす。かなりのキツさと柔らかさに包まれ息がつまる 「イッテテ…」「大っ丈夫か」「ハッ、ハイ。これくらい戦闘の時に…ッ」 涙を蓄えた漣に対し彼女の膣内は緩やかに動く。一方の朧はマジマジと連結部を観察し潮は手で顔を覆うも指の間から見ている。 「動きます」「おい無理はするな」「大丈夫です、漣はッ本気なの、です」 ゆっくりと腰が上下する。その動きはだんだんと大きく激しくなりこちらの腰も浮いてくる 「あ、来る、来ちゃうッ」「くぅ…」 ビクンと高く跳ね締め付けが強くなる。その刺激に耐え切れず二回目の絶頂を迎える。余韻の中クテっと私の方に倒れ込む漣。 「スゴイ…」「次は私ですよ。提督」 「何なのよ…。」 目の前で提督の物を銜え込んだ姉妹艦が腰を振り果てていく光景。それを呆然と見ていた曙は下腹部の熱に気が付く。 「潮まで、あんな…」 普段は人見知りするようなおとなしい妹艦が別人のように提督との行為に熱中している。 「…」 自分の股間に手を当てるとくちゅという水音がする。これは此処の雰囲気に当てられただけ、あのクソ提督のモノなんか 「…ッ」 「ふぁああああ」「つぅ…」 年の割に育った乳房を揺らし果てた潮に本日四回目の精を出す。崩れるようにたらだを離す潮。 着任前から一日とかかさず行っていた筋トレの成果でついた体力とプライベートスペースが浸食されあまり自慰をしてなかったこともありなかなか自身の肉棒は萎えきってくれない。 「ん…?」「ひゃう…ん」 先ほどまで潮たちの体で見えなかったが、部屋の隅に立ったまま自慰をしている曙が見思わず 「曙…か…?」 と声が出てしまった。 「てい、とくぅ…んあ、こっち見ないで…」 普段の憎まれ口とは思えない弱い声、私に見られているにも関わらず自慰が止まってい痴態に大粒の涙を流している 「…ご主人様、行ってあげて」 いつの間に復活した漣が私の拘束をする両手足の手錠を外す。そんな彼女の頭をなでてやるといつもの悪戯っぽい笑みを浮かべ再びまどろみの世界に落ちて行った 「曙…」「っ…こっち、くんな、このクソッ提督ッ」 自慰で達したせいか力なくへたり込んだ曙は近づく私をなら睨みつける。だが涙で濡れ赤くなった目では迫力もなく私は彼女を抱きしめた。 「つ…ふぅっ」「大丈夫だから」 そう頭をなでる。何が大丈夫なのか自分でも分らないが彼女にかけるべき言葉はそれしかないと思った。 「…お願い、提督。」「ん」「私も、みんなみたいに、愛してください」 少しして落ち着いた彼女はゆっくりと懇願する。はたして拘束した男を貪る行為が愛なのか分らないが 「良いんだな」「ん…」 三人が寝息を立てるベットに運ぶ。駆逐艦の艦娘が小さいとはいえ三人も寝ていてはシングルベットは狭く隅に座る私の膝の上に曙が座る形となった。 「行くぞ」「…ん、潮みたいに大きくないけど」 潮が大きいだけでこのくらいの娘はこれくらいだと思う。いや今いる四人の胸しか見たことないが。 「ひう…あっ」 乳頭を触るたびピクリと反応する。今更ながら物凄い背徳感が襲ってくるがそれを楽しんでいる自分がいる。 そのまま手をゆっくりと下腹部に運ぶ。くち…くちゅという音が響く 「ふ…うん…あぁ!」 時折大きな反応をする場所をゆっくりと焦らす。とろけた眼で私を見る曙。普段のキリッとした目とのギャップにセガゾクッとする 「行くぞ」「はぁはぁ…ん、やっぱり、私の裸、ん、見たいんじゃない」 息も絶え絶え憎まれ口を叩くも頷くのを確認しゆっくりと彼女の中に入れて行く。他の三人よりもきつくだが十分に濡れたそこは熱い。 「ああ…ふぁ…」 十分に馴染んだところで腰を振る。ピクンと跳ねる小さな体を抱え動きに強弱をつける 「あ、もう、だめぇ!!」 一段と甘い声をだしキュウと絞めつけられる。 「出すぞッ」「う、あッあああ!!」 翌日―指令室― 「うう…腰がぁ~」「痛いですぅ」「ご主人様ぁ今日の秘書官のお仕事お休みしちゃだめですかぁ」 「ペース考えずがっつくからだ」「よくいうわよ、このクソロリコン提督!」 取り敢えず四人の体とシーツを奇麗にして現在お説教中 「ご主人様も結構がっついてましたよね」「漣、お前一週間鎮守府全部のトイレ掃除な」「はう!?」 「おはようございま~す」 のほほんとした笑みを浮かべ指令室に龍田が入ってくる。 「あら~この子達何かしたの?」「あぁ、悪戯を少々」「潮ちゃんまでとは珍しいわね~」 龍田はあらら~とそれは楽しそうに目を細め笑う。 「そういえば天龍は?」「あ~、昨日久しぶりの戦闘で気分よくお酒飲んじゃって潰れちゃってるの。あ、そういえば~今日はみんな改造する日じゃなかったかしら~」 そういえばそうだ 「じゃ、三人とも改造終わったらまた来るように」「「はい」」「ふんっ」 きちんと返事する朧と潮に対し相も変わらずそっぽ向く曙。まぁこれでもいいか… 「と、何どさくさに紛れて逃げようとしてるんだ、漣」「いやぁ~みんなに付き合おうかな~なんて…」「はぁ…まぁいいか。天龍も今日は動けないし行って来い」「はーい」 「元気ねぇ~」「まぁそれも彼女らの取り柄だからな」「そうね~でも提督、あなたもはしゃぎ過ぎちゃでめよ~」「ハイ」 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/569.html
「あ、天龍ちゃんだ」 司令官室にいた龍田が窓の外へ目を向けるとラバウル基地の港に近づいてくる艦隊を見つけた。天龍を旗艦とする第二艦隊だ。 「損傷は?」 後ろから低い声がした。龍田は窓から目を離さないまま、クスクスと笑う。 「天龍ちゃんと暁ちゃんの服がちょっとボロボロだけど、あとはみんな無事ですよぉ」 そう言ってクルリと室内を振り返った。執務机に座って書類の処理をしていた提督が手を止めて龍田を見ていた。 「入渠時間は短くすみそうだな」 「でも予定時刻より少し早いですよ。任務は達成できたのかしら」 「失敗してても次がある。龍田、第二艦隊を見てきてくれ」 龍田はニコリと笑った。 「はーい、行ってきます」 怪我をしていたのは天龍と暁だけだった。入渠ドックを見ると空きは一つしかなかった。他は戦艦と空母が使っており、次に空くのは一時間後だった。天龍は暁を先にドックにいれようとしたが、一人前のレディーとしてのプライドで暁は天龍の後にすると聞き入れなかった。天龍は龍田に目配せをすると龍田は膝を立てて座り暁と目線を合わせた。 「ごめんね~天龍ちゃんはこれから提督にご報告をしないといけないのー 旗艦だったし、待たせる訳にはいかないでしょ?」 ね?とお願いするように龍田は首を傾げた。暁はツンっと不機嫌そうな顔になった。 「もう、分かったわ。そこまで言うなら暁は先に入るから」 「そういうことでよろしくね~」 いい子いい子と龍田は暁の頭を撫でた。暁の顔がさらに不機嫌になる。 「子供扱いしないでよね!」 龍田の手を払うと暁は早足で入渠ドックの出入り口へと向かい、ピタッと止まってから後ろを振り返った。 「ほ、ほんとに先に入っちゃうからね」 天龍は呆れた顔で手を振った。 「いいから気にすんな、さっさと行けよ」 暁は両手でスカートの裾を掴み顔を伏せた。龍田と天龍からは暁の表情は分からなかった。 「あ……ありがと」 小さなお礼の言葉を聞いて天龍はニヤニヤと笑う。 「声が小さくて聞こえねーぞ一人前のレディさん」 暁が真っ赤な顔をあげた。 「う、うるさいわね!もう言わないんだから!」 プリプリした顔で暁はドックの中へと消えていった。天龍はカッカッカッと笑っている。 「もぉ~ダメでしょ天龍ちゃん。暁ちゃんはからかうとすぐ拗ねちゃうわよ~」 「お前こそガキ扱いして怒らせてんだろ」 「そんなことないわよ~」 天龍と顔を見合わせて龍田もクスクス笑った。天龍はポンっと龍田の肩に手をおく。 「んじゃあいつに報告よろしく」 「予測より敵艦船が少なくて、あと鋼材もいつもより取れた、ってことでいいかしら」 「そーそー量数えんのも任せた」 「あら~私だけで確認するの~?」 「俺そういうの苦手なんだよ。ドックが空くまで部屋にいるわ、じゃーな」 天龍はヒラヒラと手を振るとその場を離れた。龍田はヤレヤレ、と呆れたようにその背中を見つめる。 「秘書艦も楽じゃないわねぇ~」 その声はどこか楽しそうだ。 「これ報告書です~」 龍田は二枚の書類を提督に渡した。提督は受け取ると書類に目を落とす。 「遠征は大成功、といったところか… 鋼材は多くあっても困らないからな」 「そうですね~また戦艦や空母を建造します?」 ニコニコ顔の龍田とは対照的に提督の顔は苦渋の表情だ。先日調子に乗って新しい戦艦や空母を作ろうとしたらすべて失敗に終わり、一時期修理に必要な鋼材が足りないという事態に陥ったからだ。 「し…しばらく控える…」 「あら~残念です~」 「もう少し資源が溜まったらまた建造するさ。新しい仲間はまた今度な」 提督は申し訳なさそうな表情で言った。 「気にしないでください~それに、そういう意味じゃないので」 「そういう意味じゃない?」 「うふふ~何でもないですよ~」 龍田の意味深な言葉に提督は不思議そうに首を傾げた。龍田はフフフっと笑う。恐らく提督は龍田が新しい仲間を心待ちにしていると思っているのだろうが、龍田はお目当ての戦艦や空母が出来なかった時の落ち込んだ提督の姿を見るのが好きだった。もちろんそんな事は誰にも言ったことはない。これは龍田の秘密のお楽しみなのである。 「でも建造もいいけど装備も開発しなくちゃ」 提督はあぁ、と頷いた。 「偵察が西方海域で潜水艦を発見したらしいしな、潜水艦に対抗できるものを作らないとな…」 提督はファイルを開いてページをめくった。 「…よし、装備を作る余裕はあるな…龍田、開発室に行くぞ。手伝え」 提督は椅子から立ち上がった。 「はぁ~い」 龍田は柔らかい声で返事をした。 つづく これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/1267.html
143 :4:2012/07/29(日) 20 37 39 本編時系列 提督たちの憂鬱 第5話 1/3 遼河油田:『列強によって半植民地にされていた中国では元々排外運動が活発だったが、 日本によって遼河油田が発見されてからは、今まで以上に権益の回収運動が活発化した。 そして1932年、中国上海でその動きは頂点に達した。』本編5話より抜粋 1932年 上海事変発生 天城型航空母艦:「天城」戦闘機、攻撃機は何を搭載しているか不明。 鳳翔型航空母艦:「鳳翔」 扶桑型戦艦:「扶桑」この3隻を中心にした第3艦隊と3個師団1個混成旅団を邦人保護の為派遣。 陸軍第3師団、第12師団:白川大将指揮。八九式中戦車、九二式軽戦車を保有。 陸軍第9師団、第24混成旅団:夢幻会陸軍派閥杉山元(はじめ)中将指揮。 八九式中戦車、九二式軽戦車を保有。 ソ連、中国共産党:仕掛け人と思われる。 国民党:租界回収が成功すればそれに便乗すると思われる。 浙江財閥:蒋介石のスポンサー。 中国第19軍:上海付近へ進出。租界の日本人達は震え上がった。 『日本軍の素早い機動と海上からの豊富な火力支援によって 第19軍は短期間のうちに上海から叩き出されてしまった。』本編5話より抜粋 144 :4:2012/07/29(日) 20 38 18 2/3 1932年7月 『素早い日本の対処で上海事変が下火になりつつあった1932年7月、 米の後押しを受けていた張作霖は突然、南進を開始。 さらにこれまで押さえられていた地方軍閥が蒋介石に対して叛旗を翻したため、 中国は泥沼の内戦に突入していく。』本編5話より抜粋 1932年7月以降 第二次五ヵ年計画 第二次五ヵ年計画:上海事変を片付けた日本政府は第二次五ヵ年計画を開始した。 『費用は莫大な金額であったが、夢幻会が世界中から掻き集めた資金で賄われた。』本編5話より抜粋 経済産業省:第二次五ヵ年計画によって創設。 『辻は第二次五ヵ年計画によって創設された経済産業省と連携して、 トランジスタの生産に必要なシリコンなどを得るために、 日本国内だけではなく列強との交渉を進めていた。 これらの交渉が実れば必要な資源を揃えることが出来る。 勿論、辻が動いていたのはシリコン確保のためだけではない。 石炭、木材、鉄鉱石、当時不足していた資源を得るために 外務省と連携して英仏に働きかけを強めていた。』本編5話より抜粋 遼河油田:米国との共同開発を条件に接触分解法を入手。 96オクタンの高オクタンガソリンが使用可能に。 八木・宇田アンテナ:『政府はまずレーダー関連特許を掌握し外国への流出を阻止。 さらに八木教授を筆頭に関係者を呼び寄せて強力なプロジェクトチームを編成し 未来の知識をベースにして助言を与えつつ開発を推し進めていった。』本編5話より抜粋 TV開発・TVアニメ推進:八木・宇田アンテナと並行して、TV開発も急いでいた。 共産主義の思想の浸透に対する対抗手段になり得る。尾崎さん大ハッスル。 『「アニメや漫画は米英のイメージ戦略に対抗するのに有効な手段ですぞ! 絵を使えば文盲の人間にも強い印象を与えられる!! 上手に利用すれば共産主義の思想の浸透に対する対抗手段になり得ます!!」 「……尾崎さん、貴方、その共産主義者だったのでは?」 「確かに史実の私はそうでした。ですが、私は違う!! 私は目覚めたんです!!」』本編5話より抜粋 漫画:陸海軍合同文化祭で、同人誌の発売が始まる。 『「ああ。この時代には字が読めない人間が海外には多い。 そこで絵でアピールできる漫画は重要でしょう」』本編5話より抜粋 聖ペテロ女学院:亡命ロシア人子女の為に設立。辻~ん他MMJが裏で設立を支援。 『はれ晴れ愉快』とかいう曲にあわせた萌えダンスが大人気。 『ちなみにこの踊りがもとになり、後に物語や伝説の登場人物、 或いは擬人化された動物や魔物を模した格好で踊る仮装舞踏会が開催されるようになる。 そしてそれは軍民交流の名の下に合同文化祭とあわさり、巨大な萌えの祭典になっていく。 それは20世紀後半では世界各国から多数の人間が押し寄せる、 日本有数いや世界有数の巨大な国際的祭典となっていくのである。』本編5話より抜粋 145 :4:2012/07/29(日) 20 39 10 3/3 海上保安庁:海軍の影響力確保の為軍人を派遣させる。 短期間で空母や強襲揚陸母艦に改装可能な船舶の建造の補助 並びに高速タンカー整備の予算通過を引き換えに設立。 管轄は運輸省。人員は高等商船学校や警察、内務省から派遣。 指揮系統に関して辻~んと伏見宮が一時睨み合うが辻~んが軍人派遣を了承する。 極東ソ連軍、中華民国:弱体化工作として朝鮮半島で栽培した阿片を 大量に中国やソ連に密輸させていた。 情報局にも手を回して極東ソ連軍の骨抜き工作を密かに進める予定。 日中同盟:日中同盟など糞の役にも立たないとして辻は徹底的に無視。 日本:『各国が世界恐慌で疲弊する中、日本は各国から買い集めた工作機械やプラントで工業力を増進させつつ、 資源開発を急ピッチで推し進めた。一方、日本からかなりの資金を得た英仏は経済ブロックを発動し、 史実よりも若干遅れたものの世界経済はブロック経済に移行してく。』本編5話より抜粋 ブロック経済:『しかしそれさえも、日本の、 いや夢幻会の規定事項のうちであったことを彼らは知らなかった。』本編5話より抜粋 米国:『上海事変と一連の排外運動を見て、自国の代理人である張作霖への支援を強化していた。 これに伴い米国の軍需産業は活性化した。恐慌でほこりを被っていた工場群は次々に稼動を開始し、 湯水のように武器を吐き出していた。』本編5話より抜粋 ニューディール政策:夢幻会の暗躍でニューディール政策そのものが史実ほどの効果を発揮していない。 米国投資家:『利益が薄い国内への投資よりも確実に大きな利益が得られるであろう満州、 そしてヒトラーによって景気回復が行われるであろうドイツへ 彼らの資金が流れるのは必定だった。』本編5話より抜粋 企業買収:ダミー企業や協力してくれる現地の企業などを通じて買収。 『世界各地で企業買収を重ねて技術とプラントの収奪を行うのと並行して、技術開発を加速させた。 合成繊維をデュポンに先駆けて開発し特許として登録し巨額の富を得た。 加えてマグネトロンや八木レーダーの実用化で電探も実用可能な段階にまでこぎつけることに成功する。 TVも高柳教授を支援することで着々と実用化に近づきつつある。』本編5話より抜粋 B17・B29:開発元であるボーイング社の買収を計画も米政府に阻止される。
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/35446.html
翔天提督 クラップ・ブレイザー UC 光/水/火 (6) クリーチャー:ファイアー・バード/ティラノ・ドレイク/ハンター/エイリアン 5000 ■スピードアタッカー ■相手の呪文の効果またはクリーチャーの能力によって、このクリーチャーが自分の手札から捨てられる時、墓地に置くかわりにバトルゾーンに出してもよい。 ■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中にある多色カードをすべて自分の手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に戻す。 作者:翠猫 DMSPP-01「伝説、豪傑、再集結!スーパー・ヒーロー・パック」収録。種族はファイアー・バード、ティラノ・ドレイク、ハンター、エイリアンの4つ。 多色カードをサーチできる提督。スピードアタッカーも持つ。 《希望の守り手クラップ》と《炎竜提督ガウスブレイザー》の合体カード。 関連 《希望の守り手クラップ》 《炎竜提督ガウスブレイザー》 収録エキスパンション DMSPP-01「伝説、豪傑、再集結!スーパー・ヒーロー・パック」 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/2420.html
autolink() N1/WE06-17 カード名:時空管理局提督リンディ カテゴリ:キャラクター 色:緑 レベル:1 コスト:0 トリガー:0 パワー:5000 ソウル:1 特徴:《魔法》?・《お茶》? 【自】[②]このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたはコストを払ってもよい。そしたら、次の相手のターンの終わりまで、相手は舞台にいるキャラの【起】を使えない。 終わりですよ・・・・・・ 次元震はわたしが押さえてます レアリティ:C illust.しなのゆら 手札から舞台に出た時限定で相手の起動能力を封じることの出来るキャラクター。 効果は“無表情で無愛想”佳奈多の起動能力と同じだが、本人のレベルとコストの関係からか、条件限定な割に必要なコストが1あがっている。 起動能力には便利なものが多く、CXシナジー等の自動効果以外での各種パンプや回収等を封じる事が出来る。 特にレベル1帯は小川で遊ぼう!を使用した集中デッキの本領発揮となるタイミングであるため、 相手によっては更なるメタ性が発揮されるようになったとも考えられる。 ただし、前述のカード同様に「舞台にいるキャラ」が対象であるため助太刀は封じることが出来ないので注意。 現在、小川で遊ぼう!は制限を受けているためメタカードには成り得ないが、それでもこのカードの強さは健在である。 サイズもやはり佳奈多同様にバニラより500しか下がっておらず、 こちらは登場コストが0であるため、単なるアタッカーとしても使い易くなっていると言う点では、十分優秀だろう。
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/310.html
前の話 739 :提督×龍田:2014/02/25(火) 19 42 31.15 ID JnNbkOGm 「それでねぇー装備の開発をしたら全然成功しなくて。 もう諦めたらいいのに、あの人ったら自棄になっちゃって続けたの。 三式ソナーか三式爆雷が作りたかったみたいなんだけど、笑っちゃうくらい出来なかった。 それにあれって電探に比べたらそんなに資源を使わないでしょ? 次は、次こそは…ってブツブツいいながらあの人はやっていたんだけど、 大量のペンギンちゃんと九九式艦爆で開発室がいっぱいになっちゃって~ でも消費資源が少なくても何百回もやれば資源もなくなるでしょ? ボーキが2000ですよ~って教えたら顔が青ざめちゃって、おかしかったわぁ」 晩御飯を食べて風呂で身を清めて就寝する前、隣の布団で枕に顎を乗せながらこちらを見ている天龍に龍田は子守唄を歌うように開発室での出来事を話していた。 「…ったく、限度ってもんわかんねーのかな、あいつ。開発のせいで出撃できなかったらどうすんだ」 「ホントよね~それでね、これが最後だ!龍田頼むぞ!って言って私の手を両手で…こうぎゅっと握ったの。 神様にお願いするみたいに拝んじゃって。なんだかその姿を見たら少しは頑張っちゃおうかな~って思っちゃった」 「最初から頑張ってやれよ…」 天龍の突っ込みに龍田は楽しそうにウフフと笑うだけだった。 「それで、その最後はどうだったんだ」 「そうそう!それで私もあの人も気合をいれて開発したら~……出来ちゃったの。 零式水上偵察機が!」 アハハハ、と高くて柔らかい声が部屋に響く。龍田はおもしろそうに自分の枕をポンポンと叩いていた。対照的に天龍は呆れた顔だ。 「あーぁ、どうせまた俺が長期遠征に行く破目になるんだろーな」 枕を叩く音と笑い声が小さくなっていく。 「その時はお弁当作ってあげるよ~」 「いらねーよ!ピクニックじゃねーんだぞ」 残念、と龍田は思ってもいなさそうな顔で呟いた。 「私の作ったおにぎりと唐揚、とってもおいしいってあの人も言ってたんだけどなぁ~」 龍田は枕元に置いてある時計を見た。そろそろお喋りは止めて寝ないといけない時間だ。おやすみ、と龍田が言おうとした時、天龍が口を開いた。 「……お前、あいつのことをよく喋るようになったな」 淡い紫色の瞳がパチパチと瞬きをした。 「そう、かな」 あぁ、と天龍は頷く。 「秘書艦やり始めた頃は俺も一緒だったらいいのに、とかよく言ってたけど、最近は言わなくなったし…龍田が楽しそーにやれてんなら良かったよ」 天龍は体を回転させ枕を後頭部の下にした。上の毛布も被りなおす。 「んじゃおやすみ」 部屋が静かになった。 龍田はおやすみを返すのを忘れ、天龍の言葉を頭の中で反芻する。私があの人のことをよく喋るようになった? 龍田は無口な性格ではなかったし、お喋りは嫌いではなかった。他の艦娘や装備妖精と話をすることも多かったが、彼女たちの何人かから「龍田さんは天龍さんの話をする時とても楽しそう」と言われたことがあった。 それは恐らく言葉にしていない者も思っているだろう。龍田自身も天龍のことばかりを話す自分を自覚していた。 龍田にとって世界は天龍を中心に回っているようなものだったからだ。天龍と話をする時も天龍の話ばかりを聞いて満足していたような気がするが、ここ最近は天龍の言う通り提督の話を自ら進んでしていたのかもしれない、と龍田は言われて初めて気付いた。 「……寝よう」 龍田は天龍に背を向けて毛布を被り、目を閉じた。 「…た、龍田?」 「えっ」 龍田はパッと顔をあげると執務机に座る提督が見えた。 「大丈夫か龍田?気分でも悪いのか?」 「え…あ、…ううん、何でもないですよー」 龍田は右手を軽く振って小さく笑った。提督の心配を振り払うように右手を揺らしたが、提督は苦笑した。 「そんなに天龍が心配か?」 本日の天龍は遠征ではなくリランカ島に出撃していた。深海棲艦の潜水艦が多数目撃されたという情報があったので殲滅のために天龍を旗艦とする第二艦隊は海に出ていた。 秘書艦なので必然的に留守番になっている龍田の元気がないのが天龍の身の安全を心配しているせいだと提督は考えた上での発言だったのだろうが、 龍田は天龍のことを考えてはいなかった。 微塵も考えていなかった訳ではないが、それ以上に昨晩天龍に言われたことが龍田の頭を占めていたのだ。 「……違います。本当になんでもないから、気にしないで」 ガタっと提督は椅子から立ち上がった。 「そろそろ昼にしよう。食堂に行くぞ、龍田」 「あ、私はまだお腹すいてないから…後で食べます」 提督は龍田の傍まで来ると肩に手を置いた。 「秘書艦も同席、命令だ」 龍田の肩から手を離して提督は歩いた。龍田はパチクリと瞬きをする。提督はドアを開けると後ろを向いて龍田を見た。そのままお互い動かないまま時間が流れる。 どうやら提督は自分も行かない限り昼ご飯を食べないつもりだ、と悟った龍田は、やれやれと溜息をついて足をドアの方へと向けた。 白く清潔な軍服に身を包んだ男は初めて出会った時と比べて軍服を着こなせるようになっていた。龍田の提督は元から軍人ではなく、深海棲艦との戦争が始まってから指揮官として引き抜かれた一般人であった。 艦娘の指揮官となる人材には軍人もいるが、一般人の中には艦娘の力を上手く引き出せる潜在能力を持った者が少なからずいた。政府はそういう人たちをあらゆる方法で探し出し上手い餌を巻いて戦争に巻き込んでいた。 最初は頼りない人という印象を抱いていたが、提督が深海棲艦との戦いの中で試行錯誤し、戦術を学ぶ傍ら自らも肉体を鍛えて成長していった。 ある艦娘が提督が体を鍛える必要はないのではないか、と言えば、ひょろひょろよりガッシリしていて自信がある上司の下にいる方が安心感があるだろう?と笑顔で答えたと聞いたことがある。 さすがに何年何十年も軍人をやっている人間の体と比べたら丈夫ではないが、少なくとも以前の提督よりも頼もしく感じるっようになっていた。 「……上手い!この鯖の味噌煮、最高だな」 提督はガツガツと昼ご飯を堪能していた。味の濃い鯖の味噌煮、プリッとした白米、ジャガイモ入りの味噌汁、香ばしいごまドレッシングのサラダ、とろとろチーズのハンバーグ。 龍田は頂いたお冷を少しずつ飲みながら目の前で提督の食事風景を見ていた。提督は本当においしそうに食べている。そんな所をじーっと見ていたら、失せていた食欲がむくむくと龍田の中で湧き出てきた。 同時に天龍の言葉に悩んでいた自分がバカらしく思えてきた。 (秘書艦をすることが多くなってこの人といる時間が増えたから、自然とこの人の話もするようになった…きっとそれだけね~) 龍田は通りかかった間宮に声をかけた。 「私にもランチBをくださいな~」 間宮はハイ、と笑顔で返事をした。 「おっ龍田も食べるのか」 「人がおいしそーに食べてるのを見るとつられてお腹が減ってきちゃいます」 「ハハっそれもそうか。間宮さん、俺もおかわりお願いします。龍田と同じやつで」 提督の注文にも間宮は笑顔で答えて台所がある部屋へと入っていった。龍田はクスクスと笑う。 「あら、まだ食べるんですかー?元気ですねぇ」 「上手い飯だと箸が進むんだ…あ、そうだ、龍田」 「なんですか?」 「唐揚作ってくれ、龍田揚げ」 前に天龍に食べさせるつもりで作った唐揚を気紛れで提督にも分けてみたらかなり気に入っていた。提督はこうやって唐揚を要求するようになった。 二日連続でお願いしたり、一週間以上何も言わなかったり、本当に提督の気分次第だった。もしかしたら唐揚が食べたい気分になった時に龍田がいて欲しいから秘書艦を任されることが多いのかもしれない。 「しょうがないですねぇ…夕方に作りますよ」 「楽しみにしてる」 提督が微笑んだ。龍田が何故か直視できなくて目を逸らしたちょうどその時、間宮が二人分のランチBをテーブルに置いた。白米、豚汁、シーフードカレー、シーザーサラダが二人を待っている。 またおかわりしたくなったら遠慮なく呼んで下さいね、と言うと間宮は提督が食べていたランチAが乗ったトレイを代わりに持って行った。 「……間宮さんに作ってもらったらいいんじゃないんですか、唐揚」 目の前に置かれた胃袋を刺激するようなランチBの品々を見ながら龍田は呟く。提督のスプーンがカレーに届く前にピタリと止まる。 「料理上手ですし、私が作ったものよりおいしいんじゃないかしら」 龍田は箸でシーザーサラダのコーンとレタスを持ち上げて自分の口へ運んだ。チーズの風味とシャキシャキとした野菜の歯ごたえが龍田の口の中を幸せにさせる。おいしいなぁ、とゆっくり味を噛み締めていたら提督の手が以前止まったままであることに気付いた。 提督を見ると、おもしろくなさそうに龍田を見ていた。 「龍田が作ったやつが食べたいんだ。それじゃあダメか?」 何を、と思い、すぐに唐揚のことを言っているのだと龍田は察した。 「別にダメではないですけどぉ…私、特別なレシピなんて使ってないですよ?ふつーに作ってるから」 「いいんだよそれで。とにかくよろしく」 スプーンがカレーを掬う。提督は無心にカレーを口へ運んだ。おいしさを堪能するというよりも、龍田の反論を許さないとでも言わんとするその態度に龍田はキョトンとして、それから箸を置いて自分のスプーンも動かし始めた。 舌にお米とルーが乗った瞬間、あっやっぱりおいしいなぁ、と、嬉しくなるのだった。 それから数ヶ月経過した頃か、今日も執務室で秘書艦の仕事をしているとバンッとドアが勢いよく開いた。その音にビックリしてドアに目をやると、息の荒い提督がいた。 「おかえりなさい。どうしたんですかそんなに慌てて。会議で何か言われたんですか?」 本日、提督は朝から議事会に赴いていた。隔月に一度行われる集まりに参加をしていたのだが、提督の様子がおかしい。不思議に思っている龍田に提督は脇目も振らず真っ直ぐに近づくと小さな両肩を強く掴んだ。 その強さに龍田の体が一瞬跳ねたが、提督は気にも留めず興奮気味に言った。 「龍田!オリョールだ!オリョール海の最深部に行くぞ!」 「オリョール海?でも朝に南西諸島の任務は終わったんじゃなかったかしら」 「もう一度行くんだ。とにかく準備をしろ」 「えぇ…わかりました、それじゃあ編成はどうします?潜水艦ちゃんたち?」 手が龍田から離れ、提督は顎に手をかけグルグル回り始めた。 「赤城と加賀、…うん、潜水艦はなしだ。先手必勝で攻めよう。北上、大井、木曾、そして旗艦は龍田で出る」 「赤城さんと加賀さんと北上ちゃんと大井ちゃんと木曾ちゃんと…え?私?」 編成メンバーに自分の名前があったことに龍田は驚いた。聞き間違いかと思ったが、提督はブンブンと頷いた。 「龍田、お前を旗艦にして第一艦隊をオリョール海に出撃、時刻はヒトヨンヒトゴーだ」 「え?それって…」 「早く準備をしろ。他のやつは俺が連絡しておくから」 提督は龍田の背中を押して執務室の外へと押しやった。呆然とする龍田の前でバタンっと執務室のドアが閉じた。 「……出撃時刻が十五分後って、急ねぇ…」 いつもの提督なら出撃も遠征も前日までに予定をたてて伝えていた。当日に何か変更があった場合でも一時間は余裕をもって決めていた。 極たまに危険海域に出撃中の艦隊に緊急事態が発生して慌しくなることもあったが、今回の第二・第三・第四艦隊は比較的安全な資源獲得の遠征中であり、例え何かあったとしても通信室から緊急サイレンがなるので身の安全の意味での緊急事態なら基地にいる者すべてに分かる。 しかしそのサイレンもない。 龍田は訳がわからないまま、とにかく出撃の準備をすることにした。 艦娘たちの装備品を格納している倉庫へ歩を進めながら、そういえば、と龍田は思い出す。自分は久しぶりの出撃だ、と。 「よし!準備は整ったな?!あっ倉庫!倉庫今どうなってる?!……ちょっと詰めすぎか…少し廃棄しよう。 とりあえず流星・流星改・彗星一二甲・烈風以外の艦載機は全部廃棄、あと零式水上偵察機もいらん。あ、お前たち腕ならしに演習してこい。 ………終わったな?よし、第一艦隊、オリョール海最深部へと出撃せよ!」 予定の出撃時刻より三十分遅れて、第一艦隊はついに海へ出た。目指すはオリョール海の最深部だ。天気も悪くなく、視界も良好。 「良いお天気~ お昼寝したくなっちゃうなぁー」 龍田はのほほんとした気持ちで海の上を進んでいた。水面は太陽の光を受けてキラキラと輝いている。 「ここもまだ深海棲艦の勢力は残ってるわ。気を抜かないで頂戴」 暢気な龍田を加賀は咎めた。龍田はハーイ、と楽しそうに答える。 「大丈夫ですよー、久々の出撃だからちょっと…気分が高揚します、よ?」 ふわふわと微笑む顔の中にある目は好戦的であった。加賀がよく言う言葉を龍田はわざと使ったが、加賀はそう、と興味がなさそうに流した。 「それにしても、貴方が出撃なんて何かあったのかしら。演習も一緒にやらせるとは思わなかったわ」 加賀の隣にいた赤城が頷く。 「それに私たちも久々ね…数週間ぶりかしら?」 「っというかぁ~ここにいる面子って基本お留守番組じゃないー?」」 赤城に答えるように北上が声をあげた。大井は楽しそうに海を見つめる。 「フフフ…魚雷、いっぱい打ち込めるわね…」 木曾は右手の拳を左の手の平にぶつけた。 「あぁ、全部沈めてやるさ」 大井と木曾は傍から見て分かりやすすぎるほどワクワクしていた。 「でも、やっぱりおかしいわね…あの人、何が狙いなのかしら… 作戦説明の時も今回の出撃の目的は私たちに伝えていない。わざと話を逸らしたような気がする」 考え込む加賀に合わせて赤城もうーんとうねる。 「私たち、提督が着任した時期からいる古株だから他の艦娘より錬度はかなり高い。他の子を強くさせるために、 ここにいるメンバーは出撃はおろか演習もほとんど参加させなくしていたのにね。装備の開発が今の私たちの仕事みたいになっているわ」 「えぇーでもあたしと大井っちとキッソーは開発もろくにしてないよー」 「そうね、艦載機は赤城さんか私、46cm三連装砲と電探は榛名さん、対潜装備は龍田さんが、っていう担当がいつの間にか定着している。…龍田さん、貴方は何か聞いてないの?」 「え?ううん、特に何も聞いてないですよ」 加賀から話題を振られ、龍田は首を横に振った。加賀は龍田を見つめる。 「私たちを海域や演習に出すのはまだ分かるけど、龍田さんは………あ」 加賀は何かを思いついたのか、龍田を見ながらうんうんと何度か頷いた。龍田は加賀の意図が分からず首を傾げる。 「加賀さんどうしたの?」 赤城の質問に加賀はいえ、とスッキリしたような顔をした。 「多分、アレなんじゃないかと」 「アレ?アレって… ……… ……… あー、大抵の任務って最深部限定だからね…そういうこと」 何々?と球磨型三人が正規空母の周りに集まる。内緒話をするように加賀は手で口を隠しながらヒソヒソと何かを喋ると、あぁーと三人同時に納得の声をあげた。 「え?なに?」 蚊帳の外の龍田は五人に聞くが、五人はただ優しく笑うだけで何も言おうとしない。 「加賀さん、何が分かったんですか」 「帰還したらわかるわ、多分」 「多分…」 「私も予想通りかどうか分からないから何とも言えないけど、まぁ…早く終わらせて基地に帰りましょう」 予想通りか分からないことを自分以外の艦娘には教えるのかと、龍田は思ったが他の四人も教えてくれる雰囲気ではなかった。 「あのぉ…」 「あ、もうすぐでオリョール海に入りますよー」 北上が明るく言った。加賀はパンパンと手を叩くとポンッという煙と共に羅針盤娘が現れた。今回はいつも眠そうな緑髪ショートの娘だった。羅針盤娘は目をこすって加賀の前をふわふわと浮かんでいる。 「こういうことに長く付き合わされるのも嫌だから、分かっているわよね」 「んっんぅ~?」 「最深部以外に行かせたら…分かっているわよね?」 眠気眼がバッと見開かれた。龍田からは見えないが、恐らく加賀は羅針盤娘にものすごい睨みをきかせているのだろう。 艦娘だけではなく妖精や羅針盤娘たちの中でも厳しくて怖い、と共通認識のある加賀が相手では寝坊助の目も覚めるものだ。 「りょ、了解であります…」 珍しく気合の入った緑髪の羅針盤娘、何故かヤル気が出ている他の五人、龍田は何だかむず痒くなった。 (もう…教えてくれてもいいじゃない…) はぁ、と溜息をはいた時、赤城が声を張り上げた。 「艦載機のみなさん、用意はいい?」 その声を合図に、あたりに充満していた緩い空気が一瞬にして変わった。龍田の目がスッと細くなる。鋭い目は遠くにいる敵を捉えた。 (気になることは…後でいいかしら) 潮の香りが一層強くなった気がした。波の音も荒々しい。 「あはははっ♪砲雷撃戦、始めるね」 戦闘開始だ。 つづく これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/603.html
某トンデモ軍艦ゲーのおまけステージで思いついたネタ ※非エロ。吹雪とデートするだけ 提督は多忙である。 鎮守府の運営や資材調達。艦娘やその装備の開発及び強化計画の立案。 演習や遠征、何より実際の深海棲艦との戦闘とその業務は多岐にわたり、それ以外にも艦娘達のケアもまた提督の仕事である。 例え戦闘以外はほぼルーチンワークでも、艦娘や装備の開発が資材突っ込んでボタン押してお祈りするだけでも、 こちらから艦隊を送り込むのでなければオーダー表を提出するだけの演習でもだ。 「あ~今日なんもやることないな。遠征組帰ってくるまで暇だな」 「目安箱に何件か投函されてますよ」 ……多忙ったら多忙なのである。 この艦隊では上層部からの指示により艦娘達から提督への相談のため目安箱を設置していた。 この目安箱の中身をチェックするのも提督の業務の一環である。 これまで特にトラブルのないこの艦隊では、この目安箱が活躍することは稀だった。 「英独ソが一つ屋根の下で仲良くやってるのもよく考えたらすごいことだよな」 等と独り言を呟いているうちに今日も昨日までと同じ時間に吹雪が目安箱を持ってきた。 艦隊の規模も最初の頃と比べるとかなり大きくなり、最古参である吹雪も秘書を務めることは少なくなったが、 毎日決まった時間に目安箱を回収してくるのは今でも彼女の役割だった。 「珍しいな」 そう軽く驚きながら目安箱をひっくり返して中身を机の上に広げる提督。 取りあえず手近にあった1枚を読み上げてみる。 最近大井っちが魚雷に私の名前を付けて可愛がりはじめた。メンテしながら語りかけたりしていて正直引く。 「これ……北上だな」 「北上さんですね」 一応プライバシー保護の点から記名は任意となっているが、匿名でも誰なのか分かるケースが多い。 「夜のトイレで撃たれそうな気がするが一応やんわりと大井に伝えておこう……」 「北上さんから引かれてると分かったら立ち直れなそうですが…」 方針が決まった所で2枚目へ。 魚雷バカに改二があり、夜戦バカにも改二があり、重巡バカにも改二が実装された今、 この航戦バカの私にはいつ改二が来るのだろうか。 「……たぶん日向さんですね」 「……知るか」 回答を保留して3枚目へ。 正統派アイドル路線で売り出したは良いものの『恋の2-4-11』以降あまり目立てていません。 これからはバラエティータレント路線に切り替えた方が良いでしょうか? 「割と真面目に進路相談ですね」 「マネージャーに相談してくれ」 4枚目へ。 ファンクラブの方から最近面識が一切無いにも拘らず那珂ちゃんの育ての親を名乗り、それを使って商売をしている人がいるというたれ込みがありました。 川内姉さんはマイナスイメージにならないのであれば放っておいてもいいのではと言っていますが、 後々トラブルの原因になりそうな問題は早期に対処したいとも考えています。 法律関係も含め、どのような対応が必要でしょうか。 「神通さんマネージャーだったんですね」 「プロダクションに相談してくれ」 取りあえず法律関係については必要なら弁護士を紹介することにして最後の相談へ。 豚肉(肩ロース) 人参 玉ねぎ じゃがいも 「何だこれ?」 「買い物メモ……ですかね?」 何の相談か全くわからないそれは、他の2通が便箋なのに対し、小さなメモ紙に上記の内容が走り書きされていた。 成程、吹雪の言う通り買い物の内容を書いたメモにも思える。 暫くして提督に一人思い当たる人物があった。 「ああ。鳳翔さんか。きっと買い物メモを間違えて入れたんだろう」 「どうします?ご本人に返してきますか?」 吹雪の問いに少し考えてから提督が答える。 「いや、どうせ暇だし散歩がてら俺が買って来よう。暇なら一緒にどうだ?」 「えっ?あ、はい!ご一緒します!」 ……多忙なのである。 買い出しに向かったのは近所の商店街。大型チェーン店の出店によりシャッター通り化の著しい場所だが、その分生き残った店は安くなっている。 「こうして二人で歩くのも久しぶりだな」 「そうですね……」 吹雪は顔をやや俯かせてはにかんでいる。 提督は吹雪の歩幅に合わせ速度を落として歩いている。 まだ艦隊に吹雪しかいなかった頃、二人で出かけた時にも提督は同じように歩幅を合わせていた。 それに初めて吹雪が気付いた時が今では随分前の様に思えるが、提督の歩く速さはその時と全く変わっていない。 (司令官、私の歩く速さ覚えててくれたんだ) 嬉しいような、こそばゆいような気がして、吹雪の口元が少し緩む。 「顔が赤いぞ。熱でもあるのか?」 「えっ!?い、いえ!!何でもありません!」 (恋人同士って、こういう事するのかな…?) 提督の言葉を否定しながらも、吹雪の頬は赤く染まっていた。 「公園突っ切ろう。こっちの方が近道だ」 二人が中に入った公園には真ん中に大きな池があり、その岸を歩いて対岸に回れば外の道を通るより近道になる。 夏は日差しを遮り、秋には落ち葉で情緒を演出した植え込みの木も、すっかり冬の装いとなって静かな池に寂しげな印象を与えている―ある一点を除いて。 「お、アヒルだ」 丁度提督と吹雪が通りかかった頃、植え込みから池に岸辺を横断するアヒルの一隊を見つけた。 親鳥と思われる白いアヒルは歩く度に尻をふりふりと動かし、その後ろから黄色い三羽の雛たちが小さな体でちょこちょこと後に続く。 「可愛いですね!」 吹雪が弾んだ声を上げる。 アヒルたちは立ち止まった二人の前を横切って池に入っていき、最後の一羽がどういう訳か渡り終えたところで吹雪の方にちょこんと頭を下げたように見えた。 「~~~~~~~~ッ!?」 提督の隣から声にならない悶絶が聞こえた。 吹雪の目には少女漫画よろしく目に星が入っている。 暫くアヒルたちを堪能した後、その後ろ姿を目で追っている吹雪に斜め前から声がかかった。 「そろそろ行こうか」 「あ、ああ、はっ、はい!」 慌てて振り返り歩き出した拍子に何かに足を取られた。 「わっ!?」 「おっと」 危うく転びそうになった吹雪を提督がしっかりと捕まえていた。 しかしその姿はまるで、吹雪が提督に抱き着いてるようになる訳で。 「大丈夫か?」 「すっ、すすすいません!吹雪は大丈夫です!」 その状況に気付き、耳まで真っ赤になった吹雪が提督から慌てて離れる。 混乱のあまり榛名みたいな口調になっている。 白いセーラー服に真っ赤な顔というマッチ棒のような状態で公園を抜けた吹雪と提督は、そのまま買い出しに向かう。 「肩ロースお待ちどう!そっちは娘さん?」 「いえ、娘という訳では…」 肉屋の主と提督とのやり取りに思わずふと考え込む吹雪。 (私と司令官ってどう見えてるんだろう?) 親子と言うには近すぎて、兄妹と言うには離れすぎてもいる。 提督と艦娘と言わなければ、色々勘ぐられてしまうかもしれない。 (勘ぐられるって、何を?) (何をって、それは―) 自問自答の末に辿り着いた答えは、とても既に傾いているとはいえ太陽の下で言えるような言葉ではない。 自分の想像に再びマッチ棒になる吹雪。 (ちっ、違います!私と司令官はただの提督と艦娘であってその関係は健全そのものであって決してそういうその……淫らな事…とか……そんな…っ!!とにかく健全ですっ!) 「よし。これで買い物は終りょ―」 自問自答で赤面している吹雪の、その更に後ろに提督の鋭い視線が飛ぶ。 「司令…官……?」 「誰かに見られている気がしたが……気のせいか」 そう言われて吹雪も辺りを見回すが、特にそれと言って怪しいところは無い。 提督の言葉通り、気のせいだったのだろうか。 鎮守府へ戻る道すがら、再び入った公園内で、不意に提督は持っていた八百屋のビニール袋を吹雪に渡し、脇道へ入っていく。 「どうしたんですか?」 「いや、ちょっとトイレにな」 そう言って姿を消したまま、提督は戻ってこなかった。 (遅いなぁ……) 曇り始めた空の下、池のほとりにあるベンチに腰掛けて待ち続けている吹雪。 待てど暮らせど提督は戻ってこない。 (ちょっと見に行ってみよう) 左手に預かった八百屋のビニール袋、右手に肉屋のビニール袋を持って提督の進んで行った方へ進んでいく吹雪。 暫くして彼女の耳に男が言い争うような声が聞こえてきたが、それを聞いた途端、吹雪は無意識に走り出していた。 (司令官の声だ!) 間に合わなければ二度と彼と会えなくなってしまうような不安に襲われ、それから逃げるように足を全力で動かす。 (待ってください!行かないで!司令官!!) 茂みの向こうに彼の頭が見えた時、丁度道が終わり彼の前に飛び出した。 「司令か……ん…?」 言い争っていたのは彼と 「だから誤解だって言ってるでしょう!さっき身分証も見せましたよね!?」 「ですからお話を伺うために車までご同行ください」 「何故パトカーに連れていく必要が?ここでできない話じゃないでしょう?」 「すぐ終わりますからご同行願います」 二人の警官だった。 「あの~、司令官?」 「おお吹雪!丁度いいところに来てくれた!誤解を解いてくれ、誘拐犯だと思われてる」 「ああ君が通報にあった子だね。この人は知り合い?」 (私を巡って事案が発生している!?) 吹雪の不安はある意味正しかった。 間に合わなければ次に会うのは色々面倒になっただろう。 「あの、この人はかくかくしかじかで…」 吹雪の証言によってようやく疑いが晴れた提督はほっと胸をなでおろす。 警官によれば「目つきの鋭い男が中学生ぐらいの女の子を連れ歩いている」という通報があったらしい。 恐らく、商店街で感じた視線がその通報者だろう。 「いや~良かった良かった。ありがとうな吹雪。助かったよ」 「いえ。あの…」 提督の言葉に吹雪は申し訳なさそうに告げる。 「すいません。私がついてきちゃったから…」 「気にするな。誘ったのは俺だ。それに―」 言いかけた提督の頭にぽつりと雨粒が落ち、すぐにバケツをひっくり返したような土砂降りとなった。 「いかん、来い」 「えっ!?ちょ、司令官!?」 咄嗟に吹雪の手を掴み、一番近い出口へと駆けだした。 「ありがとうございましたー」 出口のすぐ前にあったコンビニに駆け込みビニール傘を買った二人。 だが、問題は傘の数だ。 「まさか最後の一本だったとはな」 店側の発注ミスか、大して量を置いていなかったビニール傘は突然の雨で一瞬のうちに在庫を払底したようだった。 「まあ一本でも手に入ってよかったか」 シュボッと勢いよく傘を開いた提督はそれを左手に持つと、吹雪から再び受け取った野菜を右手に持った。 「ほら、入んな」 「しっ、失礼します!」 傘の左側端っこに、おずおずと吹雪が入った。 (あいあい傘!?司令官と!?こ、これはあくまで傘が一つしかないから仕方なくであって司令官の厚意に甘えているのであって、あいあい傘というあの……そういう感じのあれではなくって…) この世界全てに冷やかされているようでどうにも恥ずかしい。 「あの……やっぱりお気持ちだけで十分です!艦娘は濡れるのは慣れっこですし。その、傘小さいから司令官が濡れてしまいますし……ご迷惑、でしょうし……」 俯きながら、最後の方はほとんど聞き取れないような小声で断る。 その言葉に返ってきたのは、ふん、という小さいため息ひとつ。 「俺は一度もお前を迷惑だなんて思ったことは無いぞ」 頭の上から諭すような口調が降ってくる。 「さっきのはただ運が悪かっただけだ。だから気にするな。それに……」 少し間を空け、もったいぶったような、恥ずかしいような口調で続く。 「好きな娘に頼られるというのはなかなかいい気分だからな」 「!!!!」 吹雪の頭に電撃が迸った。 好きな娘。好きな娘。間違いなくそう言われた。好きな娘―。 「わっ、私も……私も……司令官の事……す…」 「?」 「す……すごく信頼しています!」 まっすぐ前は向けない。 右隣はもっと向けない。 だから、伏し目のまま、今言える精一杯。 「そいつは、嬉しいね」 頭の上から響いた言葉通りの口調の声に、吹雪は右側に体を寄せ、車道側を同じ歩幅で歩く彼の腕にぴったりと密着する。 冷たい雨の中、小さな傘の中だけが温かかった。 おまけという名の蛇足 「鳳翔さん、目安箱に入っていたもの買ってきましたよ」 「目安箱……ですか?いえ。私は何もいれていませんよ」 帰ってきた二人を待っていたのは、鳳翔の意外な返事だった。 「えっ、じゃあ誰が……」 顔を見合わせる二人の後ろから駆け寄る者が一人。 「提督ー!あの、目安箱なんですけど……」 「比叡さん?」 「比叡か。目安箱がどうした?」 駆け寄ってきた比叡は肩で息をしながら慌てて尋ねる。 「あっ、あの、目安箱に間違えて買い物メモ入れちゃって……あっ!それ!買って来てくれちゃったんですか!?すいません!!」 「なに、暇だったんだ気にするな。代金は後でいいぞ」 「ていうか、比叡さんだったんですね」 深々と頭を下げた比叡が、財布を取り出しながら補足する。 「すいません。カレーを作ろうと思って必要なものをメモしてたんですが……」 「「……え?」」 耳に届く、残酷な真実。 「お二人には腕によりをかけて特性比叡カレーご馳走します!」 「「ひええええええーっ!?」」 二人の絶叫が鎮守府にこだました。 終
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/669.html
753 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2015/04/26(日) 22 40 04 ID A.Hm0BbU [1/9] 宗教ができる程多数の提督を骨抜きにした艦娘は魔性と言えるのではなかろうか。 世に文月のあらんことを ある意味鬱&ガイキチ?なネタ投下します 754 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2015/04/26(日) 22 42 38 ID A.Hm0BbU [2/9] 発 第404特別任務艦隊442分遣隊研究班 軽巡洋艦大淀(ID:YTS731141CL) 宛 第404特別任務艦隊第61研究室主任研究官殿 鎮守府内執務室内装の提督及び艦娘の行動への影響に関する実験についての報告 上記の実験について簡潔に報告する。 本実験は、執務室の内装の変更が提督及びその指揮下にある艦娘に対してどのような影響を与えるかについての実験である。 今回の実験は、以前より所謂「教室」と呼ばれる内装の組み合わせ(以下教室)について 以前より羽黒、香取といった特定の艦娘の提督との肉体関係に発展する確率が他の内装の組み合わせ(以下内装)と比較して格段に上昇する現象が 報告されていたことから、その他の艦娘における変化の有無を調査することを目的としている。 実験においては無作為に選定された被験艦隊(以下艦隊)及び、同艦隊指揮官(以下提督)を『バーカウンター設置による提督及び艦娘の嗜好、性格及び行動の変化に関する実験』 と同様の条件で教室での変化の有無を検証する(艦隊及び提督に関しては資料1を参照)。 尚、実験を行った艦娘の人数が多数であるため、本報告においては特異な例のみについて取り上げる(全艦娘及び提督の調査結果は資料2を参照)。 「あら、模様替えなさったのですね」 「ええ。なんでも上から実験に使うからと…」 落ち着かなそうな提督を見て、鳳翔はくすくすと笑う。 「しかし、何と言うかこう……落ち着かないというか…」 「あら。なかなかお似合いですよ。先生」 「よしてください。尻がかゆくなる」 苦笑いする提督だが、鳳翔の方は意外にも生徒用(と思われる)机にちょこんと座っても違和感がない。 正規空母たちに比べれば小柄な彼女だが、年嵩な印象に反して何とも奇妙なものだ。 「ところで提督、あの子たちはどうです?」 「ええ。みんな良くできます。遠征でもだいぶ助かっていますよ」 鳳翔の言うあの子たちとは、彼女が以前引率していた駆逐隊のことである。 この艦隊に加わった駆逐はみな、彼女か天龍の引率で遠征をこなすのが恒例となっていた。 「やはりコーチが良いと違いますね」 「あら、そんな。うふふふ」 ちょっと恥ずかしそうに、だが嬉しそうに笑う鳳翔。 柔らかな日差しの下、和やかな雰囲気が満ちていた。 事例1 軽空母鳳翔(ID YT107442815CVL) 艦娘の性格、行動については変化が見られないが、提督は実験後に「保護者会や父母面談を髣髴とさせる」と述べており、 教室が提督に教員あるいはそれに類するものの疑似体験をさせるという結果が得られた。 尚、この実験結果は被験者である艦娘の性格及び外見的特徴に起因するものと推測される(資料4)。 「てーとくー、なんか瑞鶴ちょっと退屈なんだけど~、ふてくされるぞー」 「もう少しで終わるからちょっと待ってろ」 座ったまま伸びをしながら瑞鶴がごちる。 何もしないで座ったままというのは苦痛に感じる者は多い。 ましてや、唯一同室の男が相手をしてくれず、無駄話にものってこないとなれば自分の仕事が終わってしまえばひどく手持無沙汰なものだ。 机に頬杖をつき、特に見るでもなく窓の外をぼんやりと眺める瑞鶴。 (いい天気だなぁ……あ、あの雲加賀さんに似てる) 不意に書類から顔を上げた提督の目に、そんな瑞鶴の横顔が映る。 ぱっちりとした大きな目、翔鶴の横に並んでいると目立たないが、意外にも色白な頬とその頬を覆っている弓を引く割に細く見える指。 健康的な色の唇は差し込む日光を受けて瑞々しく縁どられている。 案外、それらしく着飾らせて何も知らない人の前で黙っていたらどこかいいところのご令嬢に思われるかもしれない。 「ん?何?提督さん。私の顔に何かついてる?」 提督の視線に気づいた瑞鶴がふとそちらを向く。 「いや、可愛いなと思って」 「なっ!?」 提督はほぼ無意識のうちに言った。 ぼーっとしていたのではあるが、目の前の相手が白い頬を赤く染め上げ、耳の端まで茹だっているのを見ても、 まさか自分が思っていることをそのまま口に出したとは気付いていない様だ。 「なっ……えっ、かわい……と、突然何言って……っ!」 「うん?俺声に出してたか?」 「えっ……もうっ!馬鹿ぁ…」 一人赤くなってぶつぶつ言っている瑞鶴。 「提督は不意打ち過ぎるよ……」 「不意打ち?何がだ?」 精神疾患を疑うレベルに鈍い提督。 事例2 正規空母瑞鶴(ID YT302142739CV) この事例においても提督の言動に変化が見られ、艦娘の感情の変化に鈍感になる。 それに関連して艦娘側の想定していない好意の表明を行うといった所謂『日常系ハーレムラノベ』に近い状況が発生している。 また、こうした現象は古鷹型、青葉型、最上型等の重巡洋艦にも見られるが、全く発生しない艦娘(事例1の鳳翔等)も複数確認されており、 全容の解明には更なる研究が必要と思われる(資料5)。 夕焼けに染まる鎮守府の外れ、一人の男がオレンジの海を見て黄昏る。 海風に吹かれながら遠くを眺める彼の背後に人影が一つ。 「来たぜ。“約束”通り」 人影が男の背中に投げかける。 男は振り返り、人影を真正面から睨みつけると、咥えていた煙草を吐き捨て、足で踏み消す。 「おう。待ってたぜ……この“時”をよ」 そう言って男―提督は不敵に笑い、人影―武蔵も応じて笑う。 「んで、本気かい?」 武蔵が問う。 「決まってんだろ?そのために呼んだンだからよ」 提督が答える。 問答のさなか、二人はゆっくりと歩くように距離を近づけていく。 「へえ……随分と“気合”入ってるんだ……なっ!!」 二人の拳が同時に飛び、互いの頬にめり込む。 クロスカウンターの形となったまま、拳がめり込んだ真上の目が互いを捉え、いびつに変形した口角がにやりと歪む。 赤い世界のただ中で、二人が吠える。 事例3 戦艦武蔵(ID YT719462214BB) この事例においては艦娘と提督に同様の変化が見られた。 両者とも実験前より粗暴な言動が目立ち、好戦的な性格となり、また、普段喫煙の習慣のない提督が喫煙する等、生活習慣においても変化がみられる。 こうした変化は主に夕方、特に日没直前において顕著となり、今回のケースでは乱闘にまで発展してしまっている。 これについて提督、武蔵ともに「教室で夕陽を見ていたら殴りあわなければならないような使命感を感じ、そうすることで友情が芽生えるような気がした」と証言している。 同様のケースは他の艦隊での戦艦霧島についても報告されている(第441分遣隊17次報告)が、武蔵、霧島以外には確認されておらず、 今回のケースもそのケース同様、実験以前は提督、艦娘ともに凶暴化の兆候が一切見られない事からこれも教室の効果と思われるが、詳細は不明である。 尚、この乱闘により提督が負傷したが、実験の継続に問題は無いと思われる。 「さて……」 報告書を書き上げて、ふうと一息つく大淀。 「困りましたねぇ……実験中止とは。治療すれば続けられると思ったんですけど…」 彼女の報告書を見た第61研究室の回答は『被験者の心身に重篤な損害を与える恐れあり』として実験を中止するというものだった。 「私も楽しみにしてたんですよ?提督との教室プレイ」 そう言いながら大淀は席から立ち上がり、それまで背を向けていた部屋の中に振り返る。 コンクリート打ちっぱなしの壁と床に、鉄格子の嵌められた窓。 部屋の隅に置かれたこの部屋唯一の家具といえるベッドには提督が仰向けに横たわっている。 「でも、いいです。こうして二人きりの実験が出来るのだから」 大淀は報告書を書いていたPCの方をちらりと見る。時間だ。 「さあ提督。実験の時間ですよ」 そう言ってベッドに近づく大淀。 提督は虚ろな目をしたまま動かない。死んではいないのだが。 「楽にしていてくださいね」 大淀は提督のズボンを下ろすと、むき出しになった一物を自身の手で包み込み、丁寧にこする。 大淀の指が繰り返し刺激することで、一切反応を示さない提督とは対照的に一物はむくむくと大きくなっていく。 「あはっ、提督お元気ですね」 やがて自分の掌で収まりきらなくなったそれを嬉しそうに眺めながら大淀は言う。 「じゃあ始めましょう」 言うなり彼女もスカートをおろし、下着も脱ぐと、露になった下半身でベッドによじ登り、提督の上に立膝で立つ。 その股ぐらは湿って、雌の臭いがしている。 「んっ……」 反りかえった一物の上に跨り、自分の中にそれを入れていく大淀。 大きなそれは、彼女の中をこすりながら進んで行く。 「んっ…、あっ……、入りました」 しっかりと銜え込むと、大淀の両手が提督の腰を掴む。 「くっ…、さあ、行きますよ……あっ、んあっ…!!」 自分の腰を提督に押し付けながら、大淀が声を上げる。 「あんっ……あっ、ああ……っ」 提督の上で腰を振り、その度に嬌声を上げる大淀。 動きが大きくなるに比例して、その声も大きくなっていく。 「あひっ!て、提督っ……!いっ、いい…っ!あんっ!!」 肩で息をしながら一際大きく動き、声を上げる。 そこに普段の冷静で理知的な彼女の姿は無く、ただの雌が一匹。 「あっ、ひっ、ああっ!!あんっ!提督!提督っ!!あっ!あああーっ!!」 大淀の絶叫。 二人の間から提督の白濁が溢れ出る。 ぴたりと動かなくなった大淀は、肩を弾ませながら提督の上で恍惚の表情を浮かべる。 「ああ……中に、提督のが膣内に……いっぱい……あはっ、あははっ…」 虚空を見つめて大淀が呟く。 ふうと息をつくと提督との結合を離し、ベッドから降りたが、その目は自身の白濁でコーティングされた提督の一物に向いている。 「あら、まだ残ってますね」 嬉しそうにそう言うと大淀はベッドの脇、丁度提督の股の間にひざまずく。 「大丈夫。私がきれいにしますね」 そういってぬらぬらと光る一物を咥えると、舌先で丁寧に舐め上げた。 「んっ…、んっ、んっ」 舌がくまなく何度も一物を往復し、くちゅくちゅと湿った音が二人の間に響く。 不意に一物が再度硬直化し、再び白濁が噴き出る。 突然のことに一瞬むせた大淀だったが、一度口を離し、溢れて顔についた分も指でとって舐めると、母乳を求める子牛のごとく、再度一物に顔を突っ込む。 「んっ!ぷはっ!ふふふふ、提督まだ出るなんて……よっぽど気持ちよかったんですね。うふっ、嬉しいです」 二人の間が再度淫らな音を奏でだす。 その様子を天井の監視カメラだけが見ていた。 発 第404特別任務艦隊443分遣隊研究班 軽巡洋艦大淀(ID KTS510466893CL) 宛 第404特別任務艦隊第63研究室主任研究官殿 『鎮守府内執務室内装の提督及び艦娘の行動への影響に関する実験』における没入症状についての経過報告 上記の件につき簡潔に報告する。 先日行われた『鎮守府内執務室内装の提督及び艦娘の行動への影響に関する実験』(以下教室実験)において、実験中の被験者負傷により実験が中断された際、 試験管であった軽巡洋艦大淀(ID YTS731141CL)がこれに強硬に反対。 試験管というロールへの没入が見られ、これが他の艦隊で行われた同様の実験においては見られない特異な現象であったことから、この艦娘のみ資料1の状況下での試験を行うものである。 内容としては、艦娘と提督の生殖活動による艦娘の能力及び人格への影響の調査と艦娘のみに伝えており、艦娘に対し彼女が試験管であると伝えてある。 実験開始から72時間が経過した時点で重度の没入症状がみられ、症状はレベル4まで進行している。 この実験及び教室実験が被験者の置かれている状況と言う意味で所謂スタンフォード監獄実験の再現になりつつあるとの意見もあり、 提督及び艦娘に重大な身体的、精神的障害をきたす恐れがあるため、実験の中止を提案する。 761 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2015/04/26(日) 23 00 02 ID A.Hm0BbU [9/9] 以上スレ汚し失礼しました。 底辺文系出身者が頑張ってレポートっぽく書いてみるテスト 762 名前:名無しの紳士提督[] 投稿日:2015/04/26(日) 23 23 31 ID wQlHx2eE [4/4] GJです! 763 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2015/04/26(日) 23 57 10 ID nKQvwvXE 武蔵ノリ良すぎワロタ 二次元においての眼鏡キャラは基本サイコだからね仕方ないね 乙GJ これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/